患者様の「どうしたいのか」を大切にいたします

患者様の「こうしてほしい」「こうなりたい」という思いに寄り添う診療をします。

_T4A8364歯医者への通院は皆様にとって苦行だと思います。根の治療に数ヶ月かかった、ちょっと詰め物が取れたから付け直してもらおうと軽い気持ちで行ったら他にも色々見つかってしまって結局半年以上か かった。
逆に、しっかりと検査してもらおうと思ったのにちょっと口の中を見られただけで、クリーニングだけで終わってしまった。
『歯医者に行くと予想外の事が起こって煩わしい』
十人十色といいますが人間の思い、考えは1つではないはずです。また、思いだけでなく仕事、生活環境、経済状態で思い通りに行かないことも多々 あると思います。

現在の歯科界はEBM(根拠に基づいた医療)が絶対視されているのが現状です。このEBMとはいわゆる歯科治療の教科書的な答えとなっていま す。(この症状、にはこの治療を行うのが医学的な正解であるという歯科治療上の正解です。)
ただ、人間は「人生」という一人ひとりのストーリーの中でたまたま歯に関する事故に遭われてしまったがために歯科医院へ嫌々ながら足を運ばれます。

「果たして歯科医はその事故だけに目を向けてEBMを振りかざして治療に当たってよいものなのだろうか?」

そのような思いとともに私は今まで治 療と向き合ってまいりました。もちろん私もこのEBMに基づいてた治療を行ってきましたし、これからも行っていくつもりです。

ですので、抜きたくない歯を抜く、削りたくない歯を削る、歯周病治療を勧める等、皆様の意に反した治療を『提案』させて頂くことになると思います。
 ただこの『提案』を実行に移すかは皆様と『相談』して決めていきたいと思っています。
それ以外に道は残されていないのか、それ以外の方法をとった場合の対処法とは?

歯は皆様が親からいただいた大切な財産です。どうか思いをお伝えいただき、共に歩んでゆけるような医院作りを目指していきたいと考えています。
「未熟なきこりは、木を見て森を見ず」
歯科医師になったときに師匠からこういわれたことがあります。一つの虫歯を診ることに集中しすぎてお口の中全体を診ることが出来ないものは半人 前。
ただ、ここでいう「森」とはお口の中だけにとどまらず、皆様の人生そのものではないか?
そんな思いを持って取り組んでいきたいと思います。

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