はじめに

1、一人ひとりの生活スタイル、ニーズに合わせた治療をエビデンスに基づきご提案させて頂きます。

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 歯医者って通うと長くかかりませんか?
 根の治療に数ヶ月かかった、ちょっと詰め物が取れたから付け直してもらおうと軽い気持ちで行ったら他にも色々見つかってしまって結局半年以上か かった。
 逆に、しっかりと検査してもらおうと思ったのにちょっと口の中を見られただけで、クリーニングだけで終わってしまった。
 『歯医者に行くと予想外の事が起こって煩わしい』
 十人十色といいますが人間の思い、考えは1つではないはずです。また、思いだけでなく仕事、生活環境、経済状態で思い通りに行かないことも多々 あると思います。
 現在の歯科界はEBM(根拠に基づいた医療)が絶対視されているのが現状です。このEBMとはいわゆる歯科治療の教科書的な答えとなっていま す。(この症状、にはこの治療を行うのが医学的な正解であるという歯科治療上の正解です。)
 ただ、人間は「人生」という一人ひとりのストーリーの中でたまたま歯に関する事故に遭われてしまったがために歯科医院へ行かれますよね?
 「果たして歯科医はその事故だけに目を向けてEBMを振りかざして治療に当たってよいものなのだろうか?」そのような思いとともに私は今まで治 療と向き合ってまいりました。
 もちろん私もこのEBMに基づいてた治療を行ってきましたし、これからも行ってゆくつもりです。
 ですので、抜きたくない歯を抜く、削りたくない歯を削る、歯周病治療を勧める等、皆様の意に反した治療を『提案』させて頂くことになると思います。
 ただこの『提案』を実行に移すかは皆様と『相談』して決めてゆきたいと思っています。
 それ以外に道は残されていないのか、それ以外の方法をとった場合の対処法とは?
 歯は皆様が親からいただいた大切な財産です。どうか思いをお伝えいただき、共に歩んでゆけるような医院作りを目指してゆきたいと考えています。
 「未熟なきこりは、木を見て森を見ず」
 歯科医師になったときに師匠からこういわれたことがあります。一つの虫歯を診ることに集中しすぎてお口の中全体を診ることが出来ないものは半人 前。
 ただ、ここでいう「森」とはお口の中だけにとどまらず、皆様の人生そのものではないか?
 そんな思いを持って取り組んでゆきたいと思います。

2、可能な限り不快な思いをさせないよう努力します。

 歯医者が好きな人はいませんよね?(笑)
 ・痛いことをされる
 ・先生は威圧的で反論できない
 ・ここまで悪くしてしまって見せるのが恥ずかしい
 ・せっかく勇気を振り絞っていったのにいいことの一つも言われなかった
 ・長いし、待たされる
 歯医者はいわばご自身の恥部をさらけ出しに自分の貴重な時間を割いていく所。楽しいはずありません。
 人にはそれぞれの「言い訳」があると思います。ご自身でも良くわかっていらっしゃる不管理等々。ただそれは私達にとっては「言い訳」ではなく 「貴重な情報」です。
 そんな中で、私達はそのような皆様の「勇気を出して来院された思い」に答えるべく、精一杯対応させていただくつもりです。
 ただし、最大の難関は「痛み」です。
 申し訳ありませんが、現在の歯科治療において「完全無痛」という治療は存在しないと考えています。
 この「無痛治療」に関して有効なものは麻酔ということになりますが、ご希望があればあらゆる技術を駆使し無痛に近い状態での麻酔を心がけてゆき ます。
痛みに弱い方はどうぞお伝えください。
 また、治療のみにとどまらず、「お待たせしない」「やさしい対応」「通いやすさ」に関しても、スタッフと協力し、徹底してゆきたいと思います。

3、「痛くなってから行くところ」から「痛くならないように行くところ」を目指してゆきます。

 皆さんはどんな時に歯医者へ行きますか?
 ・歯が痛い
 ・金属が取れた
 ・入れ歯があわない
 多くの方はまだ痛みや、不快な症状が現れたときに来院されることが多く、大
変通い辛く足の向かないところだと思います。
 ただ、お口の中で痛みが出るという場合の多くは「不可逆的な病の進行」であ
ることが多いのです。
 たとえば、歯を削る、神経を抜く、歯を支えている骨が解ける、歯茎が下がっ
てしまうなど。これらは失われると基本的には回復しないものでありま す。
 残念ながら、歯科治療において本来の歯を超える、もしくは同等の機能を持っ
た修復物は存在しません。
 よって、悪くなってしまったところを治療していくよりも、悪くならないよう
に処置していくほうが圧倒的に歯を長持ちさせることが出来ます。
 歯を失う理由である2大疾患「虫歯」と「歯周病」の原因は誰もが持っている
口腔内細菌の感染です。お口の中は唾液という水と細菌にさらされてい ますの
で、歯にはバイオフィルムという排水口や川底の石のようなヌルヌルした細菌の
膜(コロニー)に覆われています。この膜、バイオフィルムの滞 在により虫歯
や歯周病は発症します。
ですのでこの2大疾患の「発症」と「再発」を防ぐため、定期的なクリーニング
によりバイオフィルムを除去し、定期健診により、早期発見をし、出来 る限り
ご自身の歯を生かしてゆけるようなシステム作りをして行こうと考えています。
 治療は最終手段!
 治療が終わったときこそスタートです!

院長:伊東聡
  おうし座、A型、動物占い たぬき
  2001年 神奈川歯科大学歯学部卒業 保存賞所得
       2001年より都内、藤沢市にて勤務
  2014年 いとう歯科クリニック開設

  所属学会 日本顎咬合学会
 
副院長:伊東泉
  かに座、O型、動物占い 黒ヒョウ
  2001年 神奈川歯科大学歯学部卒業
       2001年より横浜市内にて勤務

所属学会 日本小児歯科学会

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